时间:2024-11-14 12:35:10 来源:网络整理 编辑:探検する
渇いた文体の根底に流れるのはパンクロックの血井上先斗さんの原点「甲本ヒロト、真島昌利、忌野清志郎」2024年11月11日 12時0分スポーツ報知今年4月、第31回松本清張賞を射止め、デビューした井上先 dazn ウェブ$word}
今年4月、体のdazn ウェブ第31回松本清張賞を射止め、根底デビューした井上先斗さん(30)の受賞作「イッツ・ダ・ボム」はグラフィティと呼ばれるストリートカルチャーを題材に描いたエンターテインメント小説だ。に流郎渇いた文体の根底に流れるのはパンクロックの血。れるのはパンクロックさんロト「甲本ヒロト、の血先斗真島昌利、井上忌野忌野清志郎の歌詞が言葉の置き方としてずっと僕の中にある」と井上さんは饒舌(じょうぜつ)になった。の原(瀬戸 花音)
街の中に突如、点甲現れる“落書き”。本ヒ「グラフィティ」と呼ばれるそれはストリートカルチャーで、真島法を犯しつつ、昌利「俺はここにいるぞ」と伝える鋭利な自己表現にもなりうる。清志dazn ウェブ一方、渇い公共物を破壊しない手法で表現するグラフィティライター・ブラックロータスが「日本のバンクシー」と呼ばれ“バズった”時、人々の思惑が交錯する。
「誰にも理解されないようなものに対して、それを肯定するとか否定するとかではなく、ただそこにそういう人がいて、そういう気持ちがあるっていうことを見つけられるような物語を書いていきたい」と新星作家は作品に込める思いを表す。
法を犯していないと「切実」とはいえないのか。不良はかっこいいのか。とがったストリートカルチャーを通して描かれるのは、リアルに染みる世代観だ。
作者は30歳。「『池袋ウエストゲートパーク』のような不良カルチャーに対して、ある程度かっこいいものというインプットはあるし、プレーヤーとして憧れるカルチャーは下の世代のものより、上の世代のもののほうが多い。一方で、たとえば『幽☆遊☆白書』の序盤の幽助の不良描写には『なんかちょっとな…』という思いも芽生えたりするんです」
物語の中には、ストリートに居続ける“上の世代”のグラフィティライター「テエル」と新進気鋭の「ブラックロータス」がいる。井上さん自身は2人の間の世代だという。「テエルが大体40代ぐらいのイメージで書いていて、ブラックロータスは20代なんですけど。それ故に、テエルを書く時には、自分がずっといろんなことで触れてきた先輩たちのことを重ねることができたし、逆にブラックロータスは自分が来た道や後輩を見て書いた」としつつ、「今の僕は不良カルチャーそのものをもう否定しようとは思わないけれども、じゃあ自分が乗れるものかっていったら、乗れないような感覚がある。どちらか片方に寄ってたら、世代差は書けなかったんじゃないかなっていう気持ちはあります」
グラフィティに出会ったのは子供の頃を過ごした神奈川・相模原市。高架下にたくさんの落書きがあった。「これはなんなのだろう」。芽生えたのは疑問。「すごくインパクトに残っていた。汚いし読めないし、なんか危ないぞという感覚と、多分その中にはかっこいいぞという感覚もあったと思います。とにかくその情景が目に焼き付いていた」
中学生の頃にグラフィティを題材とした伊坂幸太郎さんの小説「重力ピエロ」を読み、大学生の頃にバンクシーの話題に触れ、グラフィティという表現カルチャーを認識したという。グラフィティと小説、表現の差異をどのようにとらえているのか。「小説のいいところは一過性ではないことですよね。何十年後の人が古本屋で僕の本を手に取ってくれる可能性だってある。でも、一過性かどうかの違いはあれど、表現は表現。それぞれが心の同じとこに響く場合もあるかもしれないし、全然違うとこに響く場合もあるかもしれないし、片方だけしか響かない場合もあるかもしれない。同等でフラットに見るべきものだと思います」
松本清張賞に名前を刻んだ本作は、渇いた文体がまっすぐに響く。根底にはパンクロックの血が流れている。「特にラモーンズとか、デッド・ケネディーズが好きです。パンクロックが好きになるきっかけは、THE BLUE HEARTS。甲本ヒロト、真島昌利、忌野清志郎の歌詞が言葉の置き方としてずっと僕の中にある。リンダリンダみたいに無駄な言葉が一切ない、気取ったものをつかわない、そういう書き方をしようという意識はありますし、作品も曲を流しながら書いたりもします」
ある日、文春地下駐車場、社長車の後ろの壁にグラフィティが現れた。鮮やかなブルーの文字は「イッツ・ダ・ボム」。本作の表紙のためにグラフィティライターが描いたものだ。井上さんも描く様子を目の前で見ていた。「いやあ、本当にすごいんですよ! 人間が体をめいっぱい使って描く。人間がここに描いたぞっていう気配がもうどんどん強くなって、頼んで描いてもらったものだとしても、イリーガルな気配がやっぱり漂うんです」
社長との約束にはいつかは消すという文言が含まれている。「でも、今のところ、消せとは言われていないので…期限を引き延ばしてるうちに、どうにか大物作家になって、消すに消せなくしちゃいたいです(笑い)」
小説によって、地下駐車場のグラフィティが一過性なものでなくなったとき、その表現が人々にもたらすものは何か。鋭い眼光は可能性に満ちあふれていた。
【井上先斗さんが選ぶおすすめ一冊】
◆著・松本清張、編集・有栖川有栖、北村薫「清張の迷宮 松本清張傑作短編セレクション」(文芸春秋)
有栖川さんと北村さんが松本清張さんの作品の中から、これがいいっていうのを集めたアンソロジーなんですけれども、これが本当にとてもいい短編がそろっていて。
この中に「装飾評伝」っていう短編が入ってるんですけれども、これが、イッツ・ダ・ボムの第1部のオン・ザ・ストリートを書く前に、こういう話を書きたいと思って、参考にしていた話でもあります。
「装飾評伝」は、展開が分かった瞬間の気持ちまで含めて、もう完璧な短編と言っていいぐらいの作品です。他にも「月」という、どうしてこんなひどい話が書けるんだって話も入っていたり。
そして、この本のいいところは「どうしてこんなにひどい話を書けるんだ」って感じてつらくなった時に、最後に有栖川さんと北村さんの対談を読むと「本当にひどい話だよね~」って話していて、「やっぱそうだよね」ってホッと共感できるところです(笑い)。
◆井上 先斗(いのうえ・さきと)1994年、愛知県生まれ。30歳。川崎市在住。成城大文芸学部文化史学科卒。2024年「イッツ・ダ・ボム」で第31回松本清張賞を受賞しデビュー。会社員としても働いている。パンクロック、甲本ヒロトが好き。
続きを読む映画「アンダーニンジャ」にムロツヨシ、木南晴夏、シソンヌ長谷川、佐藤二朗(動画あり / コメントあり)2024-11-14 12:33
パリ五輪代表・佐藤水菜が女子スプリントで日本勢初の銅メダル!…自転車トラック世界選手権2024-11-14 12:12
【箱根駅伝予選会】中大は6位で本戦切符 藤原正和監督「本戦では3位以内目指す」…8年連続98回目2024-11-14 11:36
【箱根駅伝予選】中大が6位で通過 最多の98回目の出場 前回まさかの13位から上位狙う 2024-11-14 11:30
アニメ「マジック・メイカー」主人公・シオンの新ビジュアル公開2024-11-14 11:15
女子ゴルフ第3Rは雷雲接近で競技中断 宮田成華がトップ…延田グループ・マスターズGCレディース2024-11-14 11:12
立大が1位通過 史上最長ブランクとなる63年ぶりのシード権狙う 箱根駅伝予選会2024-11-14 10:52
J1鳥栖、14年ぶりJ2降格が決定…今夏に川井前監督解任、主力選手が移籍と混乱2024-11-14 10:26
人生のどん底から、いきなり救世主に「勇者パーティーを追放された精霊術士」1巻(試し読みあり)2024-11-14 10:12
【箱根駅伝予選会】日大が2年連続91回目の出場 新雅弘監督「(本戦では)去年より1つ上に」2024-11-14 10:08
ドラマ「レッドブルー」木村慧人、長谷川慎、椿泰我、山下永玖ら総合格闘技に挑む(コメントあり)2024-11-14 12:30
【箱根駅伝予選会】日体大・玉城良二監督「力が出せたというより、よく耐えた」…77回連続77回目2024-11-14 12:29
【箱根駅伝予選会】東海大が14位でまさかの落選 前回11位から悪い流れを変えられず 2024-11-14 12:03
【箱根駅伝予選会】前回3秒差で泣いた東京国際大が8位で通過 エティーリが箱根路デビュー2024-11-14 11:59
家事が苦手なバリキャリアラサー×高校時代に振った後輩との恋愛劇「うちのお嫁婿」2024-11-14 11:57
14年ぶりJ2降格の鳥栖 来季監督候補にC大阪を今季で退任の小菊昭雄監督 複数Jクラブと競合か2024-11-14 11:45
【箱根駅伝予選会】中央学院大の吉田礼志が日本人トップでゴール2024-11-14 11:24
女子ゴルフ第3Rは雷雲接近で競技中断 宮田成華がトップ…延田グループ・マスターズGCレディース2024-11-14 11:18
ドラマ第2期が放送中の「めんつゆひとり飯」まんがライフオリジナルで移籍連載開始(試し読みあり)2024-11-14 10:44
【箱根駅伝予選会】東農大がわずか1秒差で本戦を出場逃す 欠場のエース前田は「肺気胸」小指監督が明かす2024-11-14 10:37